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アイ・エヌ情報センターお知らせ2025年度上期エクイティ・ファイナンス動向:調達総額2兆8077億円、コロナ禍以前の水準へ回帰

2025.10.30

2025年度上期エクイティ・ファイナンス動向:調達総額2兆8077億円、コロナ禍以前の水準へ回帰

ダウンロードページに、ファイナンス・データベースINDB Funding Eyeを用いて作成した2010年度以降のエクイティ調達額年度ランキングを掲載しました。
直近10年間のエクイティ・ファイナンスでの募集総額年度毎に集計しランキング順にならべたものです。
 
以下に、当データおよびCB(転換社債型新株予約権付社債)の株式転換額集計データからわかる「エクイティ調達動向」について簡単にご紹介します。
 

※INDB Funding Eyeは、資本政策の意思決定を支える高精度データベースであり投資銀行部門を始め、ファイナンス関連部門やコンサルティング部門の業務でもご活用いただけます。

 


エクイティ調達額の推移:2025年度は5.6兆円(推計)でコロナ禍前の水準に

今年度、日経平均株価が最高値を更新するなど株式市場では株価が好調な伸びを示しており、東証のTOPIX平均値も順調に伸びています。一方、資本市場におけるエクイティ・ファイナンスでの資金調達は、2023年度が31%、2024年度が56%と伸びたものの、今年度は5兆6154億円(9月迄の調達実績2兆8077億円の2倍、推計値)でコロナ禍(2020-2021年)前の水準に戻りつつあります。
以下、2020年度以降の募集総額を集計、募集方法×証券種別ごとの内訳です。
年度別エクイティ調達額推移

CB(転換社債型新株予約権付社債)の動向:株式転換が償還・消却を上回る

CBの減債状況を分析した結果、株式への転換額が顕著な増加傾向を示しています。
特筆すべきは、株式転換額から消却額・償還額を差し引いた差額です。コロナ禍(2020〜2021年度)においては転換が低調であり、消却・償還が上回る(マイナス)状況でしたが、市場の回復と共に転換が進みました。この差額は2024年度に683億92百万円、2025年度上期(4〜9月)においても478億76百万円と、堅調な推移を記録しています。これは、株価上昇を背景にCBの株式転換が進んでいることを示唆しています。
エクイティ・ファイナンスのうちCBの転換・消却・償還の状況

データのご案内

本記事で分析に使用したデータは当社ウェブサイトからダウンロードいただけます。

当社のファイナンス・データベースでは、エクイティ・ファイナンスのデータを長年にわたり収録しています。CB、公募・売出、新株予約権の他、ストック・オプションや株式分割なども網羅しています。
企業の資本政策分析、ファイナンス戦略の立案に必要な包括的なデータをご提供いたします。
詳細は、『ファイナンスデータベース紹介ページ』をご覧ください。
 
ご興味ございましたら、こちらの『問合せページ』より。お気軽にお問合せください。

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