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アイ・エヌ情報センターお知らせ【2025年11月】GDP(国内総生産)データ推移 2025年7-9月期の実質成長率は-1.8%(年率換算)で、6四半期ぶりのマイナス成長

2025.11.20

【2025年11月】GDP(国内総生産)データ推移 2025年7-9月期の実質成長率は-1.8%(年率換算)で、6四半期ぶりのマイナス成長

ダウンロードページに、内閣府が11月に公表した「国内総生産(GDP)」を時系列データ化して掲載しました。

当社が提供する経済統計データベースサービス Accelを用いて、過去5年(21期)分のデータを時系列データとして抽出したものです。
以下にデータからわかる、動向、特徴についていくつかご紹介します。


2025年7-9月期のGDP(国内総生産)の実質経済成長率は、年率換算-1.8%で6四半期ぶりのマイナス成長

内閣府が2025年11月17日に、2025年7-9月期のGDP(国内総生産)1次速報データを公表しました。
物価変動の影響を除いた実質経済成長率は年率換算-1.8%、前期比-0.4%(季節調整済・実額561.8兆円)となり、2024年1-3月期以来、6四半期ぶりのマイナス成長となりました。

GDP(国内総生産)年率換算推移グラフ

GDPの大部分を占める個人消費は前期比で+0.1%の増加、住宅投資は-9.4%(前期比)と2009年以来のマイナス水準

GDP需要項目別前期比グラフ

2025年7-9月期の需要項目別の動向をまとめました。

個人消費:6四半期連続での増加

GDPの半分以上を占める民間最終消費支出(実質個人消費)は、前期比+0.1%(実額:301.2兆円)で、2024年4-6月期から、6四半期連続でのプラスとなりました。

住宅投資:前期比-9.4%と大きなマイナス

住宅投資は、前期比-9.4%(実額:17.0兆円)と大きなマイナスとなりました。前期比-9.4%は、2009年4-6月期(-9.8%)以来の大幅な落ち込みで、約16年ぶり(約65期ぶり)のマイナス幅となりました。

設備投資:前期比+1.0%と伸びが継続

民間企業の設備投資は、実額94.8兆円、前期比は+1.0%となりました。
設備投資も個人消費と同様に2024年4-6月期から6四半期連続での伸びが継続する結果となりました。

輸出:前期比-1.2%と2四半期ぶりにマイナスへ転落

輸出は前期比-1.2%(実額:116.7兆円)となりました。
前期(2025年4-6月期)の+2.3%から一転、国際情勢の影響をうけ、2四半期ぶりのマイナスに転じる結果となりました。

政府消費:前期比+0.5%と増加傾向へ

政府支出である政府最終消費支出は、前期比+0.5%と、前期(2025年4-6月期)の+0.1%から2四半期連続での増加となりました。

国内総生産(GDP)の定義と当社保有データ

GDPは「Gross Domestic Product」の略で「国内総生産」のことを指します。内閣府が四半期(3カ月に1度)ごとに公表し、一定期間内に国内で生産された財・サービスの付加価値の合計を示す重要な経済指標です。公表は1次速報と2次速報(改定値)など段階的に行われ、後に改定される場合があります。
実質GDPの年率換算データは、物価変動の影響を除外し、経済の真の成長を測定します。経済政策や景気判断の重要な基準となる国民経済の健全性を測る指標として活用されています。

当社では、このデータを1980年よりデータベース化し、時系列データとして簡単にご利用いただけるよう提供しております。
今回紹介したデータだけでなく、国民経済計算(GDP統計)のすべてのデータを収録しております。

データのご案内

公表されているデータからピックアップした項目の直近5年分(21期)データを当社ウェブサイトからダウンロードいただけます。

弊社の経済統計データベースは、官公庁統計をはじめ約490の出典元のデータを網羅し、各統計を一括で管理いただけます。各統計の細かい数値まで収録しているため、公表時点ごとに各ホームページや統計書から個別に収集するよりも効率的にデータを取得できます。
詳細は、『経済統計データベース紹介ページ』からご確認ください。

ご興味ございましたら、『問合せページ』より、お気軽にお問い合わせください。

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