2026.2.12
【2026年2月最新】2025年12月の実質賃金は-0.1%と12ヶ月連続でマイナス 消費者物価+2.4%上昇が購買力を抑制(毎月勤労統計5年間推移データ)
ダウンロードページに、厚生労働省が2月に公表した「毎月勤労統計」を時系列データ化し、掲載しました。
当社が提供する経済統計データベースサービス Accelを用いて、過去5年(60カ月)分のデータを時系列データとして抽出したものです。
以下にデータからわかる、動向、特徴についていくつかご紹介します。
2025年12月実質賃金は0.1%減、12ヶ月連続マイナスが示す購買力低下の現況
厚生労働省が2025年12月の毎月勤労統計データを公表しました。
2025年12月の実質賃金(前年比)は-0.1%となりました。2025年11月の-1.6%からは改善がみられたものの、マイナスが12ヶ月連続となりました。
名目賃金(前年比)は+2.4%となり48ヶ月連続で上昇しているものの、消費者物価指数の上昇率(2025年12月:前年比+2.4%)を上回ることができず、購買力の低下が顕著となっています。
直近5年間の実質賃金推移をみると、消費者物価指数(前年比)がマイナスであった2022年3月まではプラス水準で推移していましたが、物価上昇が顕著になった2022年4月から一時的にプラスになる月もあるものの、実質賃金のマイナスが継続しています。

現金給与総額(調査産業計:5人以上)は一般労働者で56ヶ月、パートタイムも50カ月連続で増加し、上昇基調を維持
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2025年12月の現金給与総額データ(5人以上)から読み取れる内容をまとめました。
一般労働者:前年比では56ヶ月連続で上昇
2025年12月の一般労働者の現金給与総額は56ヶ月連続で前年同月比プラスとなる860,842円(前年比+2.7%)でした。また1997年12月の現金給与総額(859,027円)を上回り過去最高を記録しました。2020年12月比で15.1%増(+約11.3万円)となり、この5年間で着実に給与水準が向上していることがわかります。
パートタイム:2020年比で+18.6%と大きく上昇
2025年12月のパートタイムの現金給与総額は50ヶ月連続で前年同月比プラスとなる131,977円(前年比+1.1%)で、堅調な推移が続いています。2020年12月比では18.6%増加(+約2.1万円)となり、最低賃金の引き上げを背景とした給与改善が継続しています。2024年12月の+10.9%という記録的な上昇から落ち着きを見せているものの、パートタイム労働者の処遇改善が定着していることが見て取れます。
2026年の春闘も本格化し、物価上昇を上回る賃金上昇が実現され、今後実質賃金がプラス傾向になるのか注目されます。
こちらには、企業情報データベース「eol」を活用した平均年収の記事も掲載しております。賃上げが実現すれば平均年収のランキング結果が変化する可能性もあります。
実質賃金と毎月勤労統計とは
実質賃金とは、労働者が実際に受け取った給与(名目賃金)から物価上昇分を除いた、実際の購買力を示す指標です。名目賃金が増えても物価がそれ以上に上昇すれば、実質賃金は低下します。
毎月勤労統計とは、厚生労働省が実施する調査で、全国の事業所から賃金、労働時間、雇用状況などのデータを毎月収集し、政府や企業が経済政策を立案する際の基礎資料として活用されています。
当社では、このデータを1990年よりデータベース化し、時系列データとして簡単にご利用いただけるよう提供しております。
(今回紹介したデータの一部はこちらからダウンロードいただけます。)
データ分析を加速させる:経済統計データベース Accelの活用メリット
本記事でご紹介した分析は、当社が提供する経済統計データベース『Accel(アクセル)』を活用して作成しました。
Accelを利用することで、データ収集・整形に費やしていた労働集約的な作業時間が大幅に削減され、本来注力すべき分析や仮説検証といった知的創造活動に集中することが可能です。以下では、Accelがもたらす主なメリットをご紹介します。
【Accel利用の主なメリット】
1. 常に最新のデータを手元に:更新作業から解放
一度作成した分析表(Excelシート)は、更新ボタンひと押しで最新データに更新可能です。データ公表サイトへの定期的な訪問、ダウンロード、手動での転記といった手作業による煩雑な作業やそれに伴うヒューマンエラーが発生しません。新しいデータが公開されたかどうかの確認も容易になり、常に最新の状況に基づいた意思決定を支援します。
2. 複数ソースのデータもシームレスに統合
高度なデータ分析には、複数の公表元からのデータ連携が不可欠です。しかし、個別のサイトを訪問し、それぞれ異なる形式のデータを取得・整形する作業は多大な手間と時間を要します。Accelは、多岐にわたる統計データを統一された形式で一括取得できるため、データ統合の労力を劇的に軽減し、より多角的な分析を実現します。
3. 利用条件が明確で安心なデータ運用
公表されている統計データは、出典元ごとに利用条件が異なり、確認に時間と労力がかかるケースが少なくありません。Accelでは、提供する全てのデータに一律で明確な利用条件を設定しており、安心してビジネスにご活用いただけます。コンプライアンス面でも安心なデータ運用をサポートします。
4. 深掘り分析を可能にする豊富な過去データ
多くの公表サイトでは、データ公開期間が直近数年間に限定されていることが一般的です。Accelは、数十年にわたる長期時系列データも豊富に収録しており、これにより、過去のトレンド分析や長期的な影響評価など、より深度のある分析が可能になります。企業の変遷や社会情勢との関連性も詳細に検証できるため、より確かな知見を得られます。
Accelにご興味をお持ちの方へ
データ分析業務の効率化と高度化を、Accelが強力にサポートいたします。
Accelの詳細な機能や具体的な導入事例については、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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