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アイ・エヌ情報センター導入事例『データがないと仕事にならない、だからこそストレスフリーな情報ツールが不可欠になる』
『データがないと仕事にならない、だからこそストレスフリーな情報ツールが不可欠になる』
シンクタンク 業界分析
INDB Accel

『データがないと仕事にならない、だからこそストレスフリーな情報ツールが不可欠になる』

2025.4.1

第一生命経済研究所 新家 義貴様

日本を代表するシンクタンクであり、幅広い分野での調査研究を行う第一生命経済研究所。その中でも経済調査部は、日本をはじめ世界各国の金融経済情勢や今後の見通しなど経済に関する情報を日々発信しています。扱う経済データは膨大なものになり、INDB Accel(アクセル)がその中核を担っています。
今回は日本経済を専門とし経済予測のスペシャリストでもあるシニアエグゼクティブエコノミストの新家義貴様にお話を伺いました。

Point

  • 直感的な操作で大量なデータから必要情報を瞬時に引き出し、情報収集の時間を大幅に短縮
  • 時代のトレンドに合わせて常にINDB Accelがアップデートされ、分析・執筆のクオリティが向上
  • ユーザ目線の機能が充実しており、使い勝手の良さでストレスフリーな情報収集が可能に

簡単操作の情報収集が業務の効率化に

経済調査部のミッションと、その中での新家様の役割を教えてください

新家氏:
経済調査部は、日々更新される経済データを元に、指標や予測など経済にまつわるさまざまな情報を一般のお客様やマスメディアに向けて発信する、というのが主なミッションです。
経済情報は日本に留まらず、アメリカ、欧州、アジア、新興国など世界各国を対象としており、私はその中でも日本経済の担当責任者として携わっています。
日々の業務としては、公表された経済統計データの分析・発信をし、それが結果的にメディアに取り上げられたり、投資家への情報提供になったりしています。

さらには、グループ会社である第一生命保険株式会社に資する運用などの情報収集や、国や行政へ向けての政策提言なども行っています。
日々たくさんのデータを収集、分析、活用をしながら、レポートにまとめたり、経済予測を立てたりと情報発信がメインの仕事となります。

普段の職務の中では、INDB Accelをどのように活用されているのでしょうか

新家氏:
私は入社した時から現在のINDB Accelを使用し続けており、特に日本経済に関するデータが豊富に揃っているため、業務をする上で欠かせないツールです。
まだ入社したての頃は官公庁から発表されるデータが紙ベースの情報であることも多く、一つ一つ手作業でExcelへ入力する必要がありましたが、INDB Accelならボタン一つでダウンロード可能となり、時間短縮により作業が効率化され、パフォーマンスの向上につながっています。

特に、経済指標のレポート執筆業務では素早い対応が求められ、朝一で公表されたデータを元に午前中のうちには経済レポートをHPに公開するというようなスピード感で動いています。
INDB Accelは、執筆前のデータ収集をする中で必ず登場するツールで、直感的な操作でいち早くデータを落とし込むことができるため、とても重宝しています。
統計データが公表されてから、30分ほどでダウンロード可能な状態となる情報更新の速さにも満足しています。なにより自分が欲しいデータの指標をあらかじめ登録しておくと、たったワンクリックで引き出すことができるため、執筆前の情報収集が格段にはかどります。
世の中から求められるスピードはどんどん上がりつつある風潮で、その期待に応えるためにも必要不可欠なシステムであると思います。

官公庁の公開データなど無料で手に入る情報もある中で、INDB Accelを導入することによるメリットは何でしょう

新家氏:
現在では官公庁もExcel形式でデータの公表がされるようになってきました。
しかし、あくまで統計ごとの発表となるので、分析に使用できる書式にするためにはそれぞれダウンロードして組み換える作業が発生します。
デジタル化されつつあるとはいえ完璧に整っているとは言えず、省庁ごとにデータのまとめ方には特色があり、統一形式でのダウンロードが難しいというのが現状です。
一つ一つの作業はさほど重くはないものの、毎日たくさんのデータを扱いながら業務にあたる上で、データの収集はストレスフリーに進められることに越したことはありません。
INDB Accelなら統一された形式で、自分の好きなように組み換え設定をしながら、ワンクリックでまとまったデータをダウンロードでき、その使い勝手の良さにはとても助けられています。

私たちエコノミストは、データが1番の優先事項です。
分析をするにも経済指標を語るにしても、まずデータを読むところから始まります。そのためにはさまざまなデータのダウンロードが必要となり、そこにばかり時間を費やすわけにはいきません。
官公庁から発表されたデータは公開資料なので、入手方法によって分析の良し悪しが左右されるということはありませんが、データを引き出す作業効率を上げることは分析や指標の質の部分に関わってきます。
例えば、統計ごとにダウンロードをして、自分の思い描いたようにまとめ直して、必要に際して手入力でデータを作成して・・というのは一見簡単な作業に見えますが、分析に必要な全てのデータをフローに落とし込んでいく骨の折れる作業になります。
細かな準備作業というのはエコノミストにとって心理的にもつらい部分であり、さらに時間に追われる中での作業は難しいという判断になり、そのデータを読むこと自体を諦めてしまう場面が出てくることもあるでしょう。
それは、本来分析できていればより精度の高い予測を立てられたかもしれない、という可能性の芽を摘んでしまうことになりかねません。
そういった意味でもINDB Accelが分析の前段階の作業を容易にしてくれることで、良質な分析を行うことができるというベネフィットが得られると感じます。

政策提言をすることもあるとのことですが、そこでもINDB Accelは活用されているのでしょうか

新家氏:
政策提言をする上でもデータはとても大事な役回りを担っています。
というのも政策を立案する際には、エビデンス・ベースト・ポリシー・メイキングの頭文字から取ったEBPMの考え方が不可欠となります。
これは経験や直感だけで判断するのではなく、データや根拠のある指標で政策運営をしましょうという取り組みのことで、例えば一般企業で置き換えると、事業の費用対効果を測る上で「なんとなくうまくいった」で終わらせずに客観的な視点で経営判断をする、ということになります。

政策は、政治を行う上での大切な方針や手段となるため、根拠のない政策は認められません。
その根拠を補完するため、他国の事例や過去に似たような取り組みをした自治体の結果など、統計データはエビデンスの最たるものと言え、INDB Accelの活躍を期待したい部分となります。

ユーザの使いやすさを重視した設計でより良い予測の第一歩に

日々、さまざまなデータを読み解く上でINDB Accelの使いやすさを感じる場面はありますか

新家氏:
私は新卒からこれまで日本経済の分析や指標を作成する仕事に携わってきました。
INDB Accelとは常に仕事を共にしてきましたが、どの時代を見てもINDB Accelには日本経済のデータが十分に揃えられ、使い勝手や動作、仕様にはストレスを感じることなく使えています。

新しい統計や参考値として出されるデータ、また、伝統的なデータではないが最近注目されるようになった週次のデータなど、時代の移り変わりと共に注目されるデータが変わってくるのですが、そういった変化にも柔軟に対応されている印象です。

例えば、ガソリンや灯油の補助金に伴う統計データの中で、資源エネルギー庁が出した「もし補助金がなかった場合の数字の動き」のデータまで網羅されているのには驚いた記憶があります。
また、近年では百貨店協会が出している免税売り上げに関するデータもダウンロードが可能です。これまでプレスリリースで簡易的に公表され、必要に際して手打ち入力でまとめなければいけなかったデータも簡単に取得ができるのは、世の中の動きを敏感に察知してユーザ目線でシステムが作られている所以であると思います。

痒いところに手が届く親切さを感じる場面もあり、分類ごとに細かくまとめられているデータが多く、階層ごとの比較が可能になっているのはとてもありがたいです。

例えば「食料品」という一つのデータを取っても「飲料」や「穀物」などさまざまな分類に分けられ、さらに「穀物」の下には「米」「パン」などがあり、「米」の下には「うるち米」があり・・など、どんどん階層を下げて分類をしてくれています。
分析する上では階層を揃えることが必須なので、すでに細かく分けられておりさまざまなデータを同じ階層で横並びにダウンロードできるのは便利な機能であると思います。

階層を分けること自体は、一手間かければどの統計データでも可能ではあるのですが、数が増えれば増えるほどその手間がどんどん大きくなり、使いやすさに欠ける要因となります。
そこがINDB Accelは当たり前の機能として備わっているため、ユーザの気持ちを分かった上での設計に頼もしさを感じています。

アイ・エヌ情報センターのアフターサービスも活用いただいていますか

新家氏:
導入時の環境整備や、導入後イレギュラーな対応が必要になった際に、手厚いケアをしてくれるところにとても助かっています。
特に、他社サービスなどで新しいパソコンにシステムを追加したいとなった際、インストーラーを渡されて自分たちで作業をすることを求められる場合もありますが、会社のネットワークやセキュリティの関係でなぜか上手くいかないといったこともしばしば。
一方、INDB Accelでは、サポートの方に相談をすると直接パソコンを操作して導入サポートをしてくれるので、安心してシステムを使い始めることができます。

日々の相談窓口も充実しており、電話一本で疑問に答えてくれたり、その場で難しい場合は実際に現場に来て作業をしてくれたりと、臨機応変な対応をしてくれるのは親切設計で心強さを感じます。

また、基準改定による情報更新や新しいデータが取得可能になったお知らせなどを、随時発信してくれるのはありがたいポイントです。
定期的に要望を提示できる窓口が開設され、新しいデータのリクエストをすると、それが追加されることもあり、さらにその情報をお知らせしてくれるのですが、他社サービスでは意外とそういう更新情報は丁寧に案内されないことが多いんです。
その点、INDB Accelは、変更に伴う事前のお知らせから実際に導入された際の情報共有まで抜かりなく伝達してくれるので、日々の業務にも漏れなく取り入れることができます。
新しいデータが入ったら教えてくれる、必要なデータがシステム上に無いなら要望が出せるというのは、ユーザーファーストで考えられている有益な機能だと思います。

今後INDB Accelに求めることはありますか

新家氏:
今は、日本の経済データを中心に網羅されていますが、海外の指標も同じデータベースの中で見ることができると、より便利に使っていけると思います。
日本経済の分析の中でも、アメリカや中国など主要国の指標は無視できない情報となっており、特に最近のマーケット事情ではアメリカの指標に反応が大きく出ることがあります。

また、日本の経済データの中でもオルタナティブデータといった、購買POSデータやSNS投稿による情報、位置情報システムを活用したデータなど、政府公式とは異なるビックデータや、地域ごとの狭い範囲の中でより具体的に数字が出るような統計など、新しい視点のデータも注目され始めているので、そこまで網羅されるようになるとさらに活用機会が広がっていくと思われます。

今後、目指していくビジョンを教えてください

新家氏:
会社としては、さまざまなデータをエビデンスとしながら政策提言を行うことで、より良い社会を目指していくことを目標の一つにしています。
また、私個人としてもより正確な経済予測を立てることや、投資家やマスメディアに向けて良い影響や結果がもたらされるような情報発信に努めて行きたいと思っています。

データを細かく正確に分析することは経済予測の第一歩であり、その最初の一歩を踏み出すためにはストレスフリーな情報取得が求められます。
INDB Accelには使い勝手のよさを健在としつつ、更なる機能向上を期待していますし、これからも上手く活用していきたいと考えています。

 

※掲載内容は取材当時のものです。

第一生命経済研究所

第一生命経済研究所

第一生命経済研究所は1997年4月に第一生命グループのシンクタンクとして設立されました。マクロ経済・金融、保険・年金、社会保障、人口問題等に加え、ESG、テクノロジー、ライフデザインやwell-beingに関するさまざまな分野を研究領域としています。第一生命グループが制定したグループ・パーパス「共に歩み、未来をひらく 多様な幸せと希望に満ちた世界へ」の下、お客様の今と未来を照らすシンクタンクとして、多様で創造的な思考とわかりやすい発信に努めてまいります。

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