2026.7.31
発行市場レポート【2026年 暦年半期版】
ファイナンス・データベースINDB Funding Eyeを用いて作成した「発行市場レポート」の2026年暦年半期版を公開しました。
本レポートは、国内発行市場における資金調達動向を集計・分析しているもので、資金調達状況や主幹事リーグテーブル、ESG債、普通社債、サムライ債の発行額、新規公開募集総額、自己株式の推移やランキングなどについてまとめています。
金融機関、機関投資家、事業会社のファイナンス担当者など、発行市場の最新動向を把握したい方に幅広くご活用いただけるレポートです。
以下にそのエッセンスをご紹介します。
目次
資本市場における資金調達状況

- 資金調達は、前年同期比1兆226億円増(10.8%増)の10兆4,533億円。
- デット・エクイティ比率は、デット75.7%、エクイティ24.3%。
主幹事リーグテーブル
- 資金調達全体では、主に普通社債が67.7%、POが13.1%を占める結果。
- 主幹事1位の獲得は、野村證券が3部門、SMBC日興証券が2部門。
- 普通社債のシェアは、上位3社で61.6%、上位5社で95.9%。
ESG債
- ESG債の発行額は、前年同期比18.0%減の1兆8,111億円。
- 債券種類シェアでは、普通社債が1兆167億円(56.1%)で最多。
普通社債
- 普通社債の発行額は、前年同期比2.7%減の7兆748億円。案件数は1件減の273件。
- 一般事業債の発行額は、前年同期比1.4%減の5兆5,602億円。
- 銀行債の発行額は、前年同期比4.9%減の1兆350億円。
- 電力債の発行額は、前年同期比12.5%減の4,796億円。
- 業種ランキングでは、金融・保険業が2兆1,027億円(29.7%)で1位。
- 発行体ランキングでは、ソフトバンクグループが6,780億円(2件)を発行し1位。
- 劣後債の発行額は、前年同期比29.1%増の2兆570億円。
- 劣後債の発行体ランキングでは、ソフトバンクグループが6,780億円(33.0%)を発行し1位。
- 個人向け社債の発行額は、前年同期比22.4%減の1兆1,069億円。
- 個人向け社債の発行体ランキングでは、ソフトバンクグループが6,780億円(61.3%)を発行し1位。
サムライ債
- 発行額は、前年同期比2.5倍の8,392億円。案件数は、4件増の26件。
- 発行体ランキングでは、クレディ・アグリコル・エス・エーが2,215億円を発行し1位。
- 国籍別発行シェアでは、フランス共和国が3,805億円を発行し1位。
新規公開
- 新規公開の募集総額は、前年同期比71.6%減の1,573億円。案件数は、11件減の18件。
- 上場市場ごとの社数では、東証グロースが11社(57.9%)で最多。
- 業種ランキングでは、運輸情報通信業が67.8%を占め1位。
- 発行体ランキングでは、GOが972億円で1位。
公募・売出
- 公募・売出の募集総額は、前年同期比11.8%増の1兆3,720億円。
- 案件数は、11件増の45件。募集方法別の件数内訳は、売出26件、公募・売出19件。
- 募集総額は、1億円以上100億円未満が24件となり最多。
- 業種ランキングでは、製造業が7,675億円で1位。
- 発行体ランキングでは、任天堂が2,272億円で1位。また、上位10社中6社がグローバル案件。
CB
- 発行額は、前年同期比32.6倍の1兆100億円。案件数は、6件増の8件。
- 発行体ランキングでは、日本製鉄が6,000億円で1位。
自己株式
- 取得枠設定金額は、前年同期比31.8%増の16兆4,445億円。枠設定企業数は、100社減の676社。
- 取得実施金額は、前年同期比46.7%増の13兆4,638億円。取得実施企業数は、105社減の814社。
- 取得枠設定金額、取得実施金額、いずれも金庫株解禁(2001年10月1日商法改正)以降、過去最高。
- 取得枠設定の業種ランキングでも、製造業が10兆4,624億円で1位。
- 取得実施の業種ランキングでも、製造業が7兆6,264億円で1位。
- 取得枠設定の発行体ランキングでは、トヨタ自動車が4兆3,413億円で1位。
- 取得実施の発行体ランキングでも、トヨタ自動車が3兆6,569億円で1位。
- 処分公表企業数は、前年同期比48社増の940社となり、金庫株解禁(2001年10月1日商法改正)以降、過去最高社数。
- 消却公表企業数は、前年同期比25社減の309社。