2026.10.30
発行市場レポート(2026年 年度半期版)
ファイナンス・データベースINDB Funding Eyeを用いて作成した「発行市場レポート」の2026年年度半期版を公開しました。
本レポートは、国内発行市場における資金調達動向を集計・分析しているもので、資金調達状況や主幹事リーグテーブル、ESG債、普通社債、サムライ債の発行額、新規公開募集総額、自己株式の推移やランキングなどについてまとめています。
金融機関、機関投資家、事業会社のファイナンス担当者など、発行市場の最新動向を把握したい方に幅広くご活用いただけるレポートです。
以下にそのエッセンスをご紹介します。
目次
資本市場における資金調達状況

- 資金調達は、前年同期比2兆2,557億円増(20.3%増)の13兆3,827億円。
- デット・エクイティ比率は、デット85.8%、エクイティ14.2%。
主幹事リーグテーブル
- 資金調達全体では、主に普通社債が78.3%、POが8.2%を占める結果。
- 主幹事1位の獲得は、野村證券が3部門、SMBC日興証券が2部門。
- 普通社債のシェアは、上位3社で60.8%、上位5社で96.0%。
ESG債
- ESG債の発行額は、前年同期比2.0%減の2兆6,995億円。
- 債券種類シェアでは、普通社債が1兆2,655億円(46.9%)で最多。
普通社債
- 普通社債の発行額は、前年同期比11.4%増の10兆4,738億円。案件数は24件増の362件。
- 一般事業債の発行額は、前年同期比5.2%増の7兆8,070億円。
- 銀行債の発行額は、前年同期比46.4%増の1兆9,645億円。
- 電力債の発行額は、前年同期比9.4%増の7,023億円。
- 業種ランキングでは、金融・保険業が3兆1,631億円(30.2%)で1位。
- 発行体ランキングでは、ソフトバンクグループが1兆7,680億円(5件)を発行し1位。
- 劣後債の発行額は、前年同期比51.0%増の2兆9,840億円。
- 劣後債の発行体ランキングでは、三菱UFJフィナンシャル・グループが8,070億円(27.0%)を発行し1位。
- 個人向け社債の発行額は、前年同期比68.4%増の2兆4,965億円。
- 個人向け社債の発行体ランキングでは、ソフトバンクグループが1兆6,780億円(67.2%)を発行し1位。
サムライ債
- 発行額は、前年同期比2.1倍の1兆67億円。案件数は、8件増の34件。
- 発行体ランキングでは、メキシコ合衆国が2,828億円を発行し1位。
- 国籍別発行シェアでは、フランス共和国が1位。
新規公開
- 新規公開の募集総額は、前年同期比34.9%増の2,018億円。案件数は、5件増の26件。
- 上場市場ごとの社数では、東証グロースが14社(48.3%)で最多。
- 業種ランキングでは、運輸情報通信業が1,332億円(66.0%)で1位。
- 発行体ランキングでは、GOが972億円(48.2%)で1位。
公募・売出
- 公募・売出の募集総額は、前年同期比28.3%増の1兆985億円。
- 案件数は、7件減の28件。募集方法別の件数内訳は、公募3件、売出12件、公募・売出13件。
- 募集総額は、100億円以上1,000億円未満が16件となり最多。
- 業種ランキングでは、製造業が7,545億円(68.7%)で1位。
- 発行体ランキングでは、ARCHIONが2,356億円で1位。また、上位10社のうち8社が海外、グローバル案件。
CB
- 発行額は、前年同期比2.6倍の6,020億円。案件数は、7件増の10件。
- 発行体ランキングでは、JX金属が2,500億円を発行し1位。
自己株式
- 取得枠設定金額は、前年同期比21.6%増の13兆1,700億円。枠設定企業数は、17社減の632社。
- 取得実施金額は、前年同期比12.3%増の10兆6,615億円。取得実施企業数は、60社減の789社。
- 取得枠設定金額は、金庫株解禁(2001年10月1日商法改正)以降、過去最高。
- 取得枠設定の業種ランキングでは、製造業が7兆1,606億円(54.4%)で1位。
- 取得実施の業種ランキングでも、製造業が5兆4,197億円(50.8%)で1位。
- 取得枠設定の発行体ランキングでは、トヨタ自動車が1兆円で1位。
- 取得実施の発行体ランキングでも、キオクシアホールディングスが8,000億円で1位。
- 処分公表企業数は、前年同期比8社増の1,169社となり、金庫株解禁(2001年10月1日商法改正)以降、過去最高社数。
- 消却公表企業数は、前年同期比5社増の249社。