2026.8.20
【2026年8月速報】日本のGDP(国内総生産)データ推移 2026年4-6月期の実質成長率は1.1%増加(年率換算)で、3四半期連続のプラス成長
内閣府が8月17日に公表した「2026年4~6月期四半期別GDP速報 (1次速報値)」をもとに、データからわかる動向・特徴について紹介します。
また当社が提供する経済統計データベースサービス INDB Accelから取得した過去5年(21期)分のデータも掲載しておりますので、あわせてご利用ください。
2026年4-6月期のGDP(国内総生産)の実質経済成長率は、年率換算+1.1%で3四半期連続のプラス成長
内閣府が2026年8月17日に、「2026年4~6月期四半期別GDP速報 (1次速報値)」データを公表しました。
物価変動の影響を除いた実質経済成長率は、年率換算+1.1%、前期比+0.3%(季節調整済・実額598.3兆円)となり、2025年10-12月期から、3四半期連続でのプラス成長となりました。
民間需要・公的需要・海外需要別の寄与度(年率換算)をみてみると、民間需要は、3四半期連続でプラスを維持しました。設備投資(-0.9%ポイント)や民間住宅(-0.1%ポイント)がいずれもマイナスに寄与したものの、民間在庫変動が+1.1%ポイントと大幅に押し上げたことで、民間需要全体としては+0.1%ポイントとなりました。
公的需要はマイナスへ転落しました。政府最終消費支出は+1.3%ポイントと大きくプラスに寄与したものの、公的在庫変動が-2.1%ポイントと大きく下押しした結果、公的需要全体では-0.8%ポイントとなりました。
海外需要(純輸出)は輸出(+1.8%ポイント)、輸入(+0.5%ポイント)ともにプラスに寄与し、+1.8%ポイントで3四半期連続のプラスとなり、実質経済成長率のプラスに貢献しました。
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GDPの大部分を占める個人消費は前期比-0.02%で2年ぶりにマイナスへ転落するも、純輸出が大きく寄与しGDPを押し上げ、前期比では+0.3%の拡大

公表されているデータの中から、2026年4-6月期の需要項目別の動向をまとめました。
個人消費:2年ぶりのマイナスへ転落
民間最終消費支出(実質個人消費)は、前期比-0.02%(実額:310.8兆円→310.7兆円)で、2024年4-6月期以来、2年ぶり(8四半期ぶり)のマイナスとなりました。GDPの約50%を占める個人消費がマイナスに転落したことで、今後の成長率への影響が懸念されます。
設備投資:前期比-1.2%と2四半期連続でマイナス
設備投資(民間企業設備)は、前期比-1.2%(実額:107.4兆円)と2四半期連続(2026年1-3月期 -1.0%)でのマイナスとなりました。前期比-1.2%を下回る水準は、2023年4-6月期(-1.2%)以来、3年ぶりとなりました。
民間住宅:前期比-0.5%と3四半期ぶりにマイナスへ転落
民間住宅は、前期比-0.5%(実額:22.7兆円)と、3四半期ぶりのマイナス成長となりました。
2025年10-12月期から+5.0%→+0.9%と少しずつ縮小していたことがわかります。
政府消費:前期比+1.6%と拡大
政府最終消費支出は、前期比+1.6%(実額:125.1兆円)となり、5四半期連続でプラスを維持する結果となりました。2025年4-6月期から0%台のプラス成長を継続していましたが、今期の+1.6%は2024年4-6月期(+1.9%)以来、8期ぶりに+1%台の成長率となりました。しかし公的資本形成が-0.1%と2四半期ぶりのマイナス成長になったことに加え、石油備蓄放出の影響から公的在庫変動の寄与度(前期比)が-0.5%ポイントと大きくマイナスになったことから、公的需要全体の前期比は-0.8%とマイナスに転落しました。
輸入:前期比-1.5%と2四半期ぶりにマイナスへ転落
輸入は前期比-1.5%(実額:100.2兆円)となりました。
前期(2026年1-3月期)の+0.3%から一転、ホルムズ海峡封鎖の影響から輸入量が減少し、2四半期ぶりのマイナスに転じる結果となりました。輸入の減少はGDPへの押し上げ効果があり、前期比の寄与度は+0.3%ポイントとなりました。輸出も前期比+0.5%で、3四半期連続でプラスを維持する結果となり、純輸出(輸出額から輸入額を差し引いたもの)の前期比寄与度は、+0.5%ポイントとなりました。
国内総生産(GDP)とは
GDPは「Gross Domestic Product」の略で「国内総生産」のことを指します。内閣府が四半期(3カ月に1度)ごとに公表し、一定期間内に国内で生産された財・サービスの付加価値の合計を示す重要な経済指標です。公表は1次速報と2次速報(改定値)など段階的に行われ、後に改定される場合があります。
実質GDPの年率換算データは、物価変動の影響を除外し、経済の真の成長を測定します。経済政策や景気判断の重要な基準となる国民経済の健全性を測る指標として活用されています。
当社では、このデータを1980年よりデータベース化し、時系列データとして簡単にご利用いただけるよう提供しております。
(今回紹介したデータは下記よりダウンロードいただけます。)
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本記事の分析に使用したデータは、当社が提供する経済統計データベースINDB Accelを活用して作成しました。
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